備忘録

過ぎ去った思い出

はじめて大きな買い物をした時

2010年09月21日

 

1979年2月から2年間2月まで
私達は福岡県福岡市博多区博多駅南の支店に急遽行く事に
なった。訳は、印刷製版フィルムカメラの店長(ヤングマンを口すさんでいた)
が辞めるので引継ぎと販路拡大が目的である。


営業車はシビックの3ドア車。

だが、自家用車が無いので以前平凡パンチの黒金ヒロシの
漫画(赤ん兵え)の次のカラーグラビアに、イタリア製の
3輪車が車の荷台に乗ったままの写真が載っていました。

そうだ、この車を買おう…と。だが喫茶店に本を捨てないでって
頼んでいたが、無くなっていた。だから平凡パンチの編集部に
福岡で買える所を教えてもらった。

54年2月。値段は確か75万円? ミッションかATか迷ったが
ATにした。レギュラーガソリンとキャストロオイルの混合。
メーターは自転車の距離計のみ。ボデーはグラスファイバー
平面ガラスで前後とドアガラスは少しだが中からロックを外すと
開く。グラスファイバーの内側からパテで留まっているが、
よく見ると指紋が付いている。本当に手作りである。
原付免許があれば誰でも乗れる。内装はワイパー、
デフロスター、ベンチシートで2人はOK。
※ATは遠心クラッチ

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※福岡市内を走っていたら、白バイに停められた。
 原付ナンバーで珍しい車なので。
 低燃費だが混合エンジンだから青白いオイルの煙りが臭い。


「博多っこ純情」って云う漫画もあったなぁ。
初めは、博多弁が解らなくって、とんでもない所に来た…と思った。

◎暫らくすると原付3輪車ブームが到来し、会社前の3輪車は
 いい看板の役目をしていた。

※曇の流れとか地図を見ると上に海がある。愛知県だと
 下に海が。

※他の国からか木の葉蝶がとまっていた。

※2年間を過ごし日進の自宅に戻るにあたって福岡から名古屋迄
 海運会社に頼み金城埠頭まで取りに行った。

 

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※暫らくは快調に走っていたが、空冷でありエンジンが焼けたので、
 京都の修理屋に持っていき直った知らせでまた京都へ。
 帰路、銀閣寺の近くにレーシングカーの「童夢」工場が在り、
 そこでも3輪車を売っている話で寄り道をした。

※やはりレーシングカー「童夢」が作った原付3輪車は地面から50mmで
 前輪が2輪でデイスクブレーキで後輪はスーパー・カブが装着。
 中は1人乗りだが、ヘッドレストが有り、レーシングカーまで
 とはいかないが、機能は抜群。ヘッドレスト部分に物入れが。
 35万円だったか?思わず安いの声を出すと仰天した顔をしていた。


◇追記:福岡や下関には、巨大な冷凍倉庫が無かったので
 「鯨」が揚がった時は魚屋に手持ち鍋を持って行くと、
 骨のアラをそぎ落として、刺身にして食べた。

◇「鯨」のいちばん美味しいところは『尾の身』で5cm角で
 5,000円でした。『尾の身』は丁度、霜降りで、口の中で溶けます。
 美味しい体験でした。

ヤングマン Y.M.C.A. 西城秀樹

 https://youtu.be/-Z2bld5TPas

※原付3輪車で走る機会がなくなり、車庫の中で3輪車は大きな
 プラモデル車で邪魔に。今は愛知県の幸田で走っているらしい。